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二ユース
スナックのトレンド 2019年以降の動向を探る
2019,1月 10日Wiebke Thiel投稿
新しい年が明けました。ということは、世界のスナック食品カテゴリーの動向の考察に最もふさわしい時期になりました。昨年の消費者のスナックに対する嗜好は、健康的、清潔、そして個別包装されていることでした。では、2019年は何が私たちを待ち受けているでしょうか?当社は大手市場調査会社GlobalDataによる、スナックの近い将来における見通しについての予測を調査しました。その結果、次の3つの大きなトレンドが分かりました1:
トレンド 1:昆虫
私たちのスナックを食べる習慣は、どうやら昆虫の大群に支配され始めたようです。2018年からすでに大きなトレンドとなっていたタンパク質は、2019年も依然として人気の高い原材料であり、植物性・動物性タンパク質が共に市場に定着するでしょう。しかし、これだけではありません。GlobalDataによると、製造業者による新しい原料の探求はとどまることを知らないようです。ということは、食用昆虫のフライや有機昆虫粉から作られたチップスなど、昆虫タンパク質が広く使われていくことなりそうです。このトレンドは現時点ではまだまだニッチですが、高い栄養価だけでなく、環境にやさしく、ミート系スナックよりも安価な昆虫スナックは今後数年間で勢いを増すものと予想されます。
トレンド 2:持続可能性
2018年は、地球に優しい包装が求められていました。2019年はこの持続可能性のトレンドがさらに拡大し、原材料分野にも波及することになるでしょう。GlobalDataによると、急増する社会的意識の高い消費者や環境保護に関心の高いミレニアル世代にアピールするために、「フェアトレード」や「持続可能な供給源」などと謳われた製品が増えそうです。これら消費者層はそのような製品に今までより多く支払うことを厭わない傾向があるので、持続可能性のトレンドの重要な購買層になるでしょう。持続可能性を求める声増えるにつれ、透明性がスナック市場の一般水準となることが予想され、それはまたその他多数の製造業者も同様の製品を販売し始める結果となるでしょう。
ドイツの回答者の32%、英国の回答者の27%の人々が、製品がいかに倫理的であり、環境に優しく、社会的責任を担っているかという基準で食品をしばしば、または常に選んでいると答えています。
トレンド 3:ナトリウムの低減
砂糖がお菓子の敵なら、スナックの敵は塩です。減塩は新しい課題ではありませんが、米国FDA2(アメリカ食品医薬品局)は、表示される栄養表示基準に新たな義務付けを明らかにしました(2020年1月から発効)。また欧州では、新しい混合ラベル表示方法をめぐる議論が再び巻き起こっています。これらにより製造業者は、製品の減塩がラベル表示上より良く見えるように工夫することになるでしょう。大手食品ブランドの中には、すでに自社食品の減塩を誓約しているところもあり、他のブランドも遠からずこれに追随するものと思われます。
そして2019年を代表するスナックとなるのは…?
倫理的に調達された素材の、軽い塩味のクリケット(鈴虫)チップでしょう!
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1Opportunities in the Global Savory Snacks Sector: Analysis of Opportunities Offered by High-Growth Economies (GlobalData, August 2018)
2https://www.fda.gov/Food/GuidanceRegulation/GuidanceDocumentsRegulatoryInformation/LabelingNutrition/ucm385663.htm#dates
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